Covid-19は現代社会のパラダイムシフトを求めました。Post Covid時代は、脱構築化し新たな社会に適応できる組織こそが、地域社会の成長に貢献できると考えます。そこで本研究グループでは、下記のテーマに関して研究し、次代の総合診療医像を構築することを目的とします。
研究テーマ
1 総合診療医の在り方に関する研究
2 急性期疾患の診断と経済効果に関する研究
3 医療人養成における教育手法の開発に関する研究
4 医師のプロフェッショナリズムに関する研究
5 医療施設の地域経済への影響に関する研究
6 医療現場における性差に関する研究
研究内容の具体例
1 地域における総合診療医の勤務の在り方に関する調査
2 初期診療における検査結果や各種所見の精度および臨床へのImpactの研究
3 ICTやシミュレーター等を用いた医学教育手法の教育効果の測定
4 医師のプロフェッショナリズムの時代変遷に関する文献的研究
5 産業連関表(Input-Output analysis)を用いた医療施設の地域への経済波及効果の定量
6 COVID-19状況下における女性医師の就労や家庭での負担増加に関する研究
大学院での研究生活について
“知的な喜びを知る”ことを目標に指導しますが、各人の生活のリズムを尊重し柔軟に対応します。知的な喜びに溺れるような、そうした没頭したいタイプの方は大歓迎です。また、研究指導では、大学院修了後も生涯にわたって自律的に研究が継続できるよう、各種量的研究手法の指導や検索方法、他の研究者との関係づくりなども含め指導します。世界基準での研究を目指し、論文作成指導や国際学会での発表、サイトビジットなどができるよう相談しながら進めます。
大学院修了後の進路
大学院修了後の進路として、本学のスタッフとして残りAcademiaとしてのキャリア、行政組織(国内外)、留学、地域診療所での最前線での活躍など、希望に応じて柔軟に対応します。どのような進路を進むにせよ支援し、相互に関係を緩やかに保ちながら次代の社会を乗り越えていければと思います。
臨床研究の情報公開文書